浴室乾燥機にかかる電気代はどのくらい? 節約方法はあるの?
天気が悪い時でも洗濯物をパリッと乾かせる浴室乾燥機。
愛用している方も多いでしょう。
しかし浴室乾燥機を使う際に気になるのは電気代です。
そこで今回は浴室乾燥機のランニングコストについてご説明しましょう。
使い方によって光熱費が節約できるのなら、それにこしたことはありません。
また、浴室乾燥機の電気代を節約する方法をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
浴室乾燥機を使いながら光熱費を節約したいけれど、どうしたらいいのだろうか?と悩んでいる人は、この記事を読めばヒントがつかめるかもしれませんよ。
目次
1.浴室乾燥機はどのくらいランニングコストがかかるの?
この項では、浴室乾燥機にかかる電気代についてご紹介します。
気軽に毎日使っていると電気代を見てびっくり、ということもあるかもしれません。
1-1.浴室乾燥機の仕組みとは?
浴室乾燥機は電気の力で温風や冷風を作り、浴室を乾燥させたり洗濯物を乾かします。
外に洗濯物が干せない高層マンションには浴室に標準装備されているでしょう。
また、浴室乾燥機は浴室の防カビにも効果があります。
電気で温風や冷風を起こすというと、エアコンに仕組みが似ていると思われる方もいるでしょう。
確かに仕組みとしてはよく似ています。
しかしエアコンが部屋の温度の調節をするのに対し、浴室乾燥機はあくまでも「乾燥」が目的です。
ですからエアコンよりもより高温で、強い風力のものも少なくありません。
1-2.浴室乾燥機の電気代はどのくらい?
浴室乾燥機の電気代は機種によって微妙に異なります。
しかし、メーカーによっては浴室乾燥機の電気代をホームページに載せている所もあるでしょう。
それらを比較すると、だいたい平均して浴室乾燥機が1時間当たりに使用する電気代は、20円~50円ほどになります。
幅が広いのは、省エネモードと通常の乾燥モードの2種類が搭載されている機種が多いからです。
また、外気温や洗濯物の量によっても電気代が微妙に変化するでしょう。
家族4人分の洗濯物を乾かした場合は約8時間かかるとして、一回当たりの電気代は最大で400円程度です。
これを20日続ければ、約1600円~3500円程度かかってしまうでしょう。
つまり場合によってはエアコンを毎日使うよりも高く付いてしまうのです。
浴室乾燥機を使うようになってから電気代がアップした、という方も多いのではないでしょうか?
2.浴室乾燥機の電気代を安くする方法とは?
では、浴室乾燥機の電気代を安くする方法はあるのでしょうか?
この項ではその方法をご紹介します。
2-1.使う時間を短くする
他に洗濯物を干す場所がある場合は、浴室乾燥機を使う時間をできるだけ短くしましょう。
たとえば半分乾いた洗濯物を干すようにすれば、1~2時間浴室乾燥機をかけるだけで、洗濯物が乾きます。
また洗濯物を一度にたくさん干さず、間を十分にあけて干すだけでも、乾くまでの時間を短縮できるでしょう。
2-2.夜間に使う
電気料金のプランによっては、夜間の電気代が安くなる場合があります。
このようなプランに加入している場合は夜間に浴室乾燥機を使えば、電気代が節約できるでしょう。
ただし、夜間に洗濯機を回すと近所迷惑になることもあります。十分に気を付けてください。
2-3.気温の高い昼間にかける
こちらは、夜間に電気料金の割引があるプランに入っていない方におすすめの方法です。
外気温が低いときに浴室乾燥機を使うと、余計に電気料金がかかります。
ですから外気温が最も高いお昼ごろに浴室乾燥機を使えば、電気料金もいくらか安くなるでしょう。
2-4.フィルターを掃除する
浴室乾燥機の送風口にフィルターが設置してあるものが多いです。
ここに誇地がたまっていると、浴室乾燥機が十分に効果を発揮できません。
定期的に掃除をしてあげましょう。
掃除の仕方は浴室乾燥機の説明書に書いてあります。
流水で流すか掃除機でほこりを吸い取ればよいものが多いので、それほど難しいことはありません。
3.電気代を節約できるタイプの浴室乾燥機とは?
電気代をできる限り節約して浴室乾燥機を使いたいという場合は、モードが細かくわかれているものを選ぶとよいでしょう。
最新の浴室乾燥機の中には、「標準乾燥」のほかに「節約モード」を選択できるものもあります。
細かなモードにわかれている浴室乾燥機ほど洗濯物の状況によってこまめに設定ができますので、電気代が節約しやすいでしょう。
しかし、モードがこまめに設定できる高機能の浴室乾燥機は値段も高いです。
年間数百円の電気代を節約するために、予算よりも何万円もオーバーした浴室乾燥機をつけてもよいのか、よく考えましょう。
4.浴室乾燥機を使わずに洗濯物は乾かせないの?
洗濯物は外に干すというのは、一昔前の常識になりつつあります。
前述したように高層マンションでは洗濯物は外に干せません。
また、花粉症の方は花粉の季節に外干しをすると、花粉が服について大変なことになるでしょう。
ですから浴室乾燥機の電気代は生活するうえでの必要経費として考えなくてはなりません。
しかし、浴室乾燥機も他の家電と同じように古いものほど電気代がかかります。
他の家電ならば10年を目安に買い替えることもできるでしょう。
でも、浴室乾燥機を取り換える場合は、百万円近い出費を覚悟しなければなりません。
ですからそう頻繁に買い替えるわけにはいきません。でも、どうしても電気代がかかって困るという場合は、洗濯乾燥機を購入してみましょう。今の洗濯乾燥機はとても優秀で、コインランドリーの乾燥機並みのパワーがあります。
また、浴室よりも狭い場所で乾かしますから、時間も短く電気代もかかりません。
浴室乾燥機が古くなった場合は、洗濯乾燥機を変え買えてみるという方法も視野に入れておきましょう。
高層マンションに住みたい、という場合は光熱費が浴室乾燥機を使う分だけ高くなる、と考えて予算を組むと後で「光熱費が高すぎる」と後悔することもありません。
また、家族の人数が少なくなった場合は、部屋干しができるタイプの物干し台を買い、窓を開けて洗濯物を乾かしてみましょう。
夏ならば冷房の風だけでも以外と乾きます。いろいろと試してみてくださいね。
5.おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は浴室乾燥機のランニングコストについてご紹介しました。
まとめると
- 浴室乾燥機は電気代が以外とかかる
- 1カ月に電気代が2000円~3000円程度平均してかかる
- 浴室乾燥機が古くて電気代がかかりすぎる場合は、買い替えるか乾燥機の購入も視野に入れよう
ということです。
浴室乾燥機はまだまだ新しい家電なので、使ってみて初めて電気代にびっくりした、という方も少なくありません。
しかし、ある程度は必要経費と考えましょう。
電気代を節約したいがために無理に他の場所に洗濯物を干した結果、苦情がきたり洗濯物が紛失したりしたら本末転倒です。
ですから浴室乾燥機を使わなければ洗濯物が乾かせない、という物件に住む場合は、浴室乾燥機の電気代も事前に調べておくとよいでしょう。
また、電気代が年間2万円~3万円アップしても大丈夫などうか、事前にシミュレートしておくことも大切です。