ガスコンロを設置する方法とは? 自分で交換できるガスコンロはどれ?
毎日の調理に欠かせないガスコンロやガステーブル。
しかしこれにも寿命があるのです。
そこで今回は、ガスコンロやガステーブルの交換方法をご紹介します。
自分で設置できるタイプと、業者に依頼しなければ取り付けできないタイプの違いは何でしょうか?
また、ガスコンロの設置前に確認しておくこともご紹介しますので、ガスコンロを交換したいという方はぜひこの記事を参考にしてください。
うっかり見逃しがちなことも多いのですよ。
- ガスコンロの種類とは?
- ガスコンロを設置する前に確認しておくこととは?
- ガスコンロを自分で設置する際に気を付けることとは?
- ビルトインコンロを交換する場合はどうしたらいいの?
- ガスコンロの寿命と長持ちさせる方法とは?
- おわりに
1.ガスコンロの種類とは?
この項では、ガスコンロの種類についてご紹介します。
自分で交換できるものとできないものがあるのです。
1-1.ガステーブル
交換や移動が簡単なガスコンロです。
家電量販店や、ホームセンターなどに売っていて自分で購入し、設置する方も多いでしょう。
1口~3口まで種類がありますが、2口コンロが最も種類が豊富です。
賃貸住宅には、自分でこのようなガスコンロを設置する物件も多いでしょう。
1-2.ビルトインコンロ
キッチンの作業台の一部にガスコンロが埋め込まれているタイプです。
今は分譲物件のほとんどがこのタイプになっているでしょう。
こちらは1口~5口まで種類がありますが、主流は3口です。
グリルやガスオーブンがセットになったものもあります。
ビルトインガスコンロは自分で設置や交換はできません。
専門の業者に依頼する必要があります。
2.ガスコンロを設置する前に確認しておくこととは?
では、ガスコンロを設置する前に確認しておくことはなんでしょうか?
この項では、それをご紹介します。
2-1.ビルトインコンロの場合
ビルトインコンロは、キッチンの一部に埋め込むような形で設置されています。
ですから交換の際は、まずサイズを測りましょう。
ビルトインコンロの天板の幅は60センチのものと75センチのものがあります。
同じ幅のものなら、交換もスムーズです。
コンロの数を増やしたいという場合は設置を請け負う業者に相談してください。
2-2.ガステーブルの場合
ガステーブルの場合は、まず自宅のガスのタイプを確認してください。
都市ガスとプロパンガスでは種類が違います。
引っ越しの際も注意しましょう。
現在住んでいる所がプロパンガスで、引っ越し先が都市ガスの場合はガステーブルの買い替えが必要です。
次に、ガステーブルの幅を確認してください。
ガステーブルには幅が56センチと60センチのものがあるのです。
ここ20年ほどの間に建てられた家は、ほとんど60センチ幅のガステーブルが置けるようになっています。
しかし、古い住宅の場合は56センチ幅が主流ですので、必ず確認してください。
新しい物件から古い物件に引っ越し場合も同様です。
2-3.どちらのガスコンロも壁を確認しよう
ガスコンロは壁際に設置されることがほとんどです。
その為、ガスコンロを設置する際に壁が左右どちらにくるのか確認しておいてください。
複数口のガスコンロは、火力に差があります。
ですから、強力な火力の方を壁側に置かないようにしましょう。
壁際に火力の強い方を置いてしまうと、万が一炎あふれが起きた場合に危険です。
3.ガスコンロを自分で設置する際に気を付けることとは?
ガスコンロを自分で設置する際は、必ずガスの元栓を閉めてから作業を開始してください。
ガスの元栓がキッチンの上になければ、ガス台の下の収納スペースの中にあることが多いです。
また、ガスコンロの中には重量があるものもあるので、腰を傷めないように気をつけて取り外しましょう。
ガスホースはガス栓とコンロの距離に合わせてはさみで切って調節します。
ガス栓とコンロをホースでつないだ後は、バンドで固定して動かないようにしましょう。
不要になったガスコンロは、自治体がごみとして回収してくれます。
何ごみになるかは自治体のホームページでも確認できますので、必ず確かめてから捨ててください。
4.ビルトインコンロを交換する場合はどうしたらいいの?
ビルトインコンロを交換する場合は、業者に依頼してください。
ビルトインコンロはホームセンターや家電量販店にも売っている他、住宅設備機器の販売設置会社でも取り扱っています。
ホームセンターや家電量販店で本体を購入した場合は、その場で業者に設置も依頼できるでしょう。
住宅設備機器の販売設置会社の場合は工事費を含めた値段でコンロを販売している所も多いです。
値段や工事までの時間を比べて、都合の良いほうに依頼しましょう。
設置工事自体は数時間で終わります。
当日はキッチンの作業台の上をきれいに片付けて、工事しやすいようにしておいてください。
取り外したガスコンロは業者が回収してくれます。
5.ガスコンロの寿命と長持ちさせる方法とは?
ガスコンロの寿命は10年~15年と言われています。
しかし、使い方によってはもっと寿命が短くなる場合もあるでしょう。
ガスコンロを長持ちさせるには、日頃のお手入れが大切です。
ガスコンロを使っていると、どうしても吹きこぼれなどで汚れてしまうことがあります。
その場合はすぐに台ふきなどで汚れをふき取りましょう。
まだガスコンロが熱いうちならば、たいていの汚れが拭くだけで落ちるのです。
また、吹きこぼれや汚れをそのままにしておくと、ガスの穴が詰まって均等に炎が出なくなります。
さらに、ガスコンロが濡れると火がつきにくくなりますので、吹きこぼれた場合や丁寧に掃除をしてごとくなどが濡れている場合は、乾くまで待ってから再度火をつけましょう。
また、複数口のガスコンロはどうしても良く使う所と使わない所が出てきます。
その為、ガスコンロの寿命に差が出てくる場合もあるのです。
残念ながら、複数口のガスコンロは片方が寿命を迎えたからといって、それだけを取り換えることはできません。
ひとつのコンロがダメになった場合は、全体を取り換えてください。
ガスコンロは寿命が近づくと点火しにくくなったり、炎が均等に出なくなったりします。
そのようなガスコンロをだましだまし使っていると、危険です。
今は大抵のガスコンロに安全装置がついていますが、寿命が近くなるとそれが働かなくなる可能性もあります。
ガスコンロの火がつきにくくなったり使っているうちに火が消えるようになったら、できるだけ早く買い替えましょう。
6.おわりに
いかがでしたか?
今回はガスコンロの交換方法や設置する際の注意点をご紹介しました。
まとめると
- ガステーブルは自分で交換や設置が可能だが、ビルトインコンロの場合は業者に依頼する必要がある
- ガスコンロを自分で交換する際は、事前にガスの種類と幅を確認する
- 設置に際はガスの元栓を必ず閉めよう
- 寿命が近いガスコンロをだましだまし使っていると危険
ということです。今は賃貸住宅でもビルトインコンロの物件が増えています。
しかし、まだまだガステーブルを自分で用意する物件も多いですので、物件を探す際は今まで使っていたガスコンロが使えるかどうかも確認しておきましょう。
また、ガスコンロが調子が悪くなった際、修理か交換かで迷う方もいると思います。
コンロのメーカーや設置業者によっては、何年間か保証期間がついている所も多いです。
保証期間内でしたら、修理を依頼しましょう。
10年近く毎日使っているガスコンロは、壊れた部分以外も劣化していることが多いですから、交換をすすめられることが多いです。