頭のフケ対策でお悩みの方! 頭皮がスッキリ&健康になるコツを解説!

「頭にフケが出て困っているので、何かいい対策方法はないか」とお考えではありませんか? 普段きちんとシャンプーしているはずなのに、頭にフケがあると不衛生に見えてしまいますよね。何とかしてフケをなくしたいと思っても、どんな対策をすればいいのか分からないこともあるでしょう。きちんと対策するためにも、どんな原因でフケが出るのかを知ることが必要です。

そこで今回は、頭のフケ対策について詳しく解説しましょう。

  1. フケが出る原因は?
  2. やってはいけない頭皮ケアは?
  3. 頭のフケ対策法
  4. 頭のフケで病院に行くべきケースは?
  5. 頭のフケ対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、頭のフケ対策のポイントや注意点がよく分かります。頭のフケでお悩みの方は、記事を読んでみてください。

1.フケが出る原因は?

最初に、頭にフケが出る主な原因について見ていきましょう。

1-1.シャンプーの洗浄力が強過ぎる

シャンプーの洗浄力が強過ぎると、頭皮に大きな負担がかかってフケが出る原因になります。洗浄力の強いシャンプーは、スッキリ洗い上がるのがメリットですが、必要な皮脂まで奪ってしまうため、頭皮が乾燥しがちです。シャンプー後にフケが出るだけでなく、頭がかゆかったりヒリヒリしたりすることもあるでしょう。

1-2.シャンプーやコンディショナーのすすぎ不足

シャンプーやコンディショナーを十分にすすいでいないと、フケが出やすくなります。特に、生え際や耳の後ろなどは、すすぎ残しが発生しやすいので気を付けましょう。また、シャワーの水量や水圧が弱過ぎて、きちんと頭皮まですすぐことができないケースも見られます。シャンプーやコンディショナーをすすぐときは丁寧に行い、最後にきちんとすすぐことができたか確認してください。

1-3.栄養バランスの悪い食事

栄養がランスの悪い食事は、頭皮環境が悪化してフケが出る原因になります。特に、炭水化物・脂質・糖質ばかり摂取し、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足すると、皮脂が過剰に出たり頭皮のターンオーバーが狂ったりしがちです。また、頭皮の血行が悪くなって、皮脂がつまりやすくなることもフケが増える原因と言えます。

1-4.不規則な生活リズム

仕事などで多忙な日々を送り、不規則な生活リズムになっている人はフケが出やすくなります。夜更かしが日常的になって睡眠不足が続けば、頭皮のターンオーバーが乱れやすくなるからです。ターンオーバーが乱れた頭皮は、古い角質がたまって乾燥し、一気にはがれ落ちて大きなフケになります。

1-5.大きなストレスを抱えている

大きなストレスを抱えている人も、頭皮のフケに注意しましょう。ストレスがかかると、全身の血流が悪くなって、頭皮環境が悪化します。すると、頭皮に十分な酸素や栄養が行き届かなくなり、フケが出やすい状態になるのです。ストレスが原因の場合、ストレスを根本的に解消することを優先する必要があります。

2.やってはいけない頭皮ケアは?

頭皮ケアでやってはいけないことを詳しく解説します。

2-1.シャンプーの原液を頭皮に付ける

シャンプーする際、現役を頭皮に付けてはいけません。原液のままだと洗浄力が強過ぎてフケが出やすくなります。まずは、シャワーのお湯で下洗いをしましょう。下洗いするだけでも髪や頭皮の汚れが半分以上落ちるので、少量のシャンプーで洗っても必要以上に頭皮のうるおいを奪うこともありません。また、頭皮と髪が十分にぬれているので、シャンプーの泡立ちもよく洗いやすくなります。

2-2.1日に何回もシャンプーする

1日に何回もシャンプーすることもやめましょう。夏場など、汗をかきやすい時期にはシャワーを浴びるたびにシャンプーする人もいます。しかし、シャンプーのし過ぎは頭皮に過剰な刺激を与え、フケが増える原因になるのです。シャンプーは、1日1回までにとどめましょう。きちんとシャンプーしているのにフケが出る人は、シャンプーの回数を減らして様子を見てください。

2-3.ドライヤーを使い過ぎる

シャンプー後の髪を乾かす際、ドライヤーの使い過ぎに注意しましょう。特に、頭頂部や生え際などは必要以上にドライヤーを使いがちです。ドライヤーの熱は、水分を素早く乾かしてくれるのがメリットですが、使い方によっては頭皮に必要な水分まで奪ってしまいます。また、低温ヤケドのような症状が出ることもあるので注意が必要です。ドライヤーを使用するときは、1か所につき10秒以上にならないように気を付けてください。

2-4.フケを爪で取り除く

フケを発見したとき、爪で取り除くのもおすすめしません。爪で取り除く際、頭皮を刺激したり傷付けたりしやすいからです。また、洗っていない手でフケを取り除く際、小さな傷ができるとばい菌が入る可能性があります。特に、爪が長い人は気を付けてください。爪は、想像以上に汚れているものです。

2-5.刺激の強いケア製品を使用する

刺激の強いケア製品を使用するのも逆効果になることがあります。清涼感の強いトニックや育毛剤など、頭皮ケア専用のものであっても人によってはフケの原因になるのです。ケア製品を使用した際、頭皮がしみたりヒリヒリしたりする感じがするときは、使用を中止してすぐにぬるま湯で洗い流して様子を見てください。頭皮に合わないケア製品を使い続けると、フケのほかにも吹き出ものが出たり炎症が起きたりする原因になります。

3.頭のフケ対策法

頭のフケ対策で効果的な方法を詳しくご紹介します。

3-1.低刺激性のシャンプー剤を使用する

フケが気になるときは、低刺激性のシャンプー剤を使用してください。マイルドな洗浄力で低刺激であることをうたったものがおすすめです。中には、シャンプー剤を変更しただけで症状が大幅に改善した例もあります。ただし、人によっては低刺激性のシャンプー剤でも肌質に合わないことがあるので、使い始めは特に注意深く観察し、問題がないか確認してください。

3-2.正しい方法で丁寧にシャンプーする

頭にフケが出る人は、間違った方法でシャンプーしている可能性が高くなります。以下を参考にシャンプーの方法を見直し、正しく実行してみてください。

  1. よくブラッシングして髪のもつれをなくす
  2. 38~40程度のお湯で地肌下洗いする
  3. 使用量の半分のシャンプーを手に取りよく泡立てる
  4. 地肌を中心に指の腹を使ってマッサージするようにやさしく洗う
  5. お湯でシャンプーをよくすすぐ
  6. 残りのシャンプーを手に取りよく泡立てる
  7. 再度地肌を中心に洗い、シャンプーが残らないようによくすすぐ
  8. 髪の水分を軽くきり、毛先を中心にコンディショナーを付ける
  9. 最後によくすすいで完了

シャンプー・コンディショナー共に、頭皮に残らないよう十分にすすぐことがポイントです。また、コンディショナーは、地肌に付けないように注意しましょう。

3-3.栄養バランスのいい食事にする

ビタミン・ミネラル・タンパク質などを多めにし栄養バランスのいい食事を意識して、頭皮に必要な栄養が届くようにしましょう。ビタミン・ミネラル・タンパク質が多い食品には、以下のようなものがあります。

  • ビタミン:野菜・フルーツなど
  • ミネラル:海藻類・貝類など
  • タンパク質:肉・魚・乳製品・大豆など

3-4.睡眠時間をたっぷり取る

睡眠時間をたっぷり取ることも、フケ対策になります。良質な睡眠は、健康な頭皮作りに役立つからです。特に、夜11~2時の間は新陳代謝が盛んな時間帯になります。ストレスを改善し、心身の疲労を回復するためにも、夜は早めに布団に入りましょう。夜更かしをやめ、睡眠時間をたっぷり取ることで健康な頭皮に生まれ変わります。

3-5.頭皮をマッサージする

頭皮をマッサージするのも、フケ対策に効果があります。頭皮のマッサージは、シャンプー後に数分程度行うと効果的です。具体的な方法は、以下を参考にしてください。

  1. 両手の指の腹を使い、頭全体をつかんでゆっくりもむ
  2. 両手の指の腹を使い、頭皮をリズミカルに軽くつまんだり離したりする

頭皮のマッサージは、ごく軽いタッチで行うのがコツです。爪を立てたり力を入れたりしないように気を付けてください。なお、吹き出ものや炎症があるときは、マッサージで悪化することがあるので控えましょう。

3-6.適度にストレスを発散する

適度にストレスを発散することも、フケ対策になります。ストレスがあると、体に余分な力が入って血行が悪くなり、頭皮環境に影響が出てしまうのです。また、ホルモンバランスが乱れる、不眠になりやすいなど、多くのデメリットがあります。頭皮環境を整えてフケを抑えるためにも、休日に好きなことをしたり軽く体を動かしたりして、ストレスを発散しましょう。

4.頭のフケで病院に行くべきケースは?

フケの種類や症状によっては病院に行くべきケースもあります。

4-1.フケやかゆみが悪化してきた

正しい方法でシャンプーしたりさまざまな対策をしていたりしても、フケやかゆみが悪化してきたら病院に行きましょう。病院で治療を受けると共に、根本的な原因を診断してもらう必要があります。たとえば、シャンプーの成分が合わずアレルギーが出ているといったことも、受診することで判明するはずです。

4-2.頭皮に炎症や吹き出ものがある

頭皮に炎症や吹き出ものがある場合も、病院を受診しましょう。症状が出ている部分を刺激すると、症状が悪化していまいます。そのまま放置すると悪化して、ますますひどくなるだけです。頭皮の炎症が進むと、脱毛の原因になることがあるので、早めに治療を受けましょう。

5.頭のフケ対策に関するよくある質問

最後に、頭のフケ対策に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.シャンプーする時間帯は夜と朝のどちらがいい?
A.夜にシャンプーすることをおすすめします。主な理由は、1日の汚れをスッキリ落としてから就寝できること、シャンプーを丁寧に行う時間を作りやすいことなどです。

Q.頭のフケが気になるときは帽子を着用してもいい?
A.帽子の着用は、一時的なものにとどめてください。帽子をかぶると頭皮が蒸れて、フケが悪化する原因になります。

Q.フケが多いときに美容院でシャンプーしてもらうメリットは?
A.自分でシャンプーするよりも、ムラなく洗ってもらえること、美容院用の高品質なシャンプーを使用してもらえることなどたくさんのメリットがあります。また、親切な美容院なら、正しいシャンプーの仕方を教えてくれることでしょう。

Q.頭のフケが気になるときに温泉につかってもいい?
A.温泉に入ること自体は問題ありません。ただし、温泉の成分が頭皮に付くとフケがひどくなることがあるので、頭がつからないようにしてください。

Q.頭にフケが多いときはカラーリングを控えるべきか?
A.控えてください。カラーリング剤が頭皮に付くと大きなダメージを受け、症状が悪化することがあります。まずは、フケの原因を突き止めて、きちんと改善しましょう。

まとめ

今回は、頭のフケ対策について詳しく解説しました。頭にフケが出て悩んでいる人は、シャンプー剤の刺激が強すぎる、体質に合わないシャンプー剤を使用しているなど、何らかの原因があります。まずは、どんな原因でフケが出るのか探り、正しく対策しましょう。なお、さまざまな対策をしても症状が改善しないときや炎症が見られたりするときなどは、病院を受診してください。早めに対策して健康な頭皮を取り戻し、フケを気にせずに過ごせる日を目指しましょう。