燃焼ランプ点滅の対処法と修理・交換の必要性
給湯器の燃焼ランプが点滅すると不便なお風呂やシャワーが使えなくなります。故障を疑ってしまうことが多いですが、一時的なエラーの可能性もあるため、自分で確認することが大切です。
この記事では、燃焼ランプ点滅の原因や対処法、また修理や交換の必要性について詳しく解説します。お風呂やシャワーは生活に欠かせないものですから、早めの対処が必要です。
まずは自分でできる確認から始め、業者に相談する場合は正しい知識を持った専門業者を選びましょう。
この記事を読むことで、給湯器の燃焼ランプが点滅したときにチェックすべきことや、修理・交換にかかる費用なども分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.給湯器の燃焼ランプが点滅する原因は?
まずは、給湯器の燃焼ランプが点滅したときにチェックすべきことや、考えられる原因についてご紹介しましょう。
1-1.エラーコードやそのほかの症状をチェック
まずは、エラーコードが表示されていないかチェックしてみてください。エラーコードとは、給湯器に不具合が起きたとき、リモコンの画面に表示される英数字のことです。この数字を確認することで不具合が起きた原因が分かる可能性があります。こちらから各メーカーのエラーコードを確認するとよいでしょう。
また、蛇口をひねってみてお湯は出るか・給湯器から異音がしていないかなど、そのほかの症状についてもチェックしてみてください。
1-2.安全装置が作動した可能性も
給湯器の不完全燃焼防止装置が作動し、ランプが点滅している間、お湯が使えなくなっている可能性も考えられます。この場合はすぐ使用を中止し、室内の換気を十分に行ってください。熱交換器の劣化により、このような症状が起こる場合もあるため、業者への連絡をおすすめします。
2.給湯器の燃焼ランプが点滅したときの対処法
給湯器の燃焼ランプが点滅したときの対応策や、業者に連絡すべきケースについてまとめました。
2-1.試してみるべき対応策は?
給湯器の使用をいったん中止し十分な換気をしてから、再び点火してみましょう。換気が不十分なまま再点火すると、また不完全燃焼防止装置が作動してしまうため、注意してください。また、地震や停電などで安全装置が作動した場合であれば、リセットすることで改善されるはずです。
2-2.繰り返し点滅する場合は業者ヘ連絡を
再点火しても燃焼ランプの点滅が繰り返し起こる場合は、給湯器のメーカーや業者に連絡しましょう。故障の初期症状である可能性もあるため、調べてもらわなければなりません。部品交換などの修理だけで済む場合もありますが、給湯器自体を交換しなければならない可能性もあるでしょう。
2-3.自分で修理するのは危険
給湯器の修理には専門的な知識や技術が必要なため、自分で修理しようとするのは危険です。場合によってはガスもれを起こす可能性もあるでしょう。また、無理に直そうとして給湯器を余計に壊してしまうと、修理に高額な費用がかかってしまいます。原因が分からない場合やエラーコードに従っても改善されない場合は、業者に依頼しましょう。
3.給湯器の修理や交換について
給湯器の修理や交換を依頼する業者の選び方や費用・問い合わせ先などをご紹介しましょう。
3-1.ガス会社やメーカー・給湯器業者に依頼できる
給湯器の修理や交換は、ガス会社や給湯器メーカー・給湯器販売業者に依頼できます。ガス会社は安心感がありますが、給湯器本体の割引が少なく、費用が割高になるという点がデメリットです。給湯器メーカーの場合は部品の調達が早く対応がスピーディーですが、別のメーカーの給湯器に買い替える場合は利用できません。そこで、おすすめなのが給湯器販売業者です。各メーカーの給湯器を扱っているためメーカーの変更も可能ですし、給湯器本体の割引率が非常に高いというメリットがあります。
3-2.業者選びのポイントは?
給湯器業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考にするとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 年中無休で対応してくれるか
- 料金体系が分かりやすいか
- 無料見積もりを受け付けているか
- アフターフォローや保証内容が充実しているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
3-3.電話またはホームページから申し込みを
給湯器の修理または交換の依頼については、電話またはホームページの申し込みフォームから受け付けている業者がほとんどです。急な故障で「すぐ修理を依頼したい」という場合は、電話で申し込みをするとよいでしょう。
3-4.費用について
給湯器の修理や交換にかかる費用は、業者によって差があります。そのため、複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶとよいでしょう。
4.給湯器の故障に関するよくある質問
「給湯器の故障や交換について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.給湯器の寿命は一般的に何年ぐらいでしょうか?
A.平均寿命は8~10年といわれています。購入から10年近くたつと、不具合が発生することが多くなるでしょう。
Q.給湯器の修理を業者に依頼した場合、どのくらいの時間がかかりますか?
A.修理に必要な部品が手元にあれば、その日のうちに完了するはずです。
Q.給湯器を修理に出すか交換するかで迷っています。どちらがお得でしょうか?
A.メーカー保証期間内であれば無償で修理ができるため、修理のほうがお得です。保証期間を過ぎている場合は、交換したほうがよいでしょう。
Q. 給湯器に多いのはどのような故障ですか?
A.異音がする・煙が出る・給湯温度が安定しない・お湯が出ないなどの故障が多くなっています。
Q.悪質な給湯器業者も存在するのですか?
A.残念ながら存在します。資格を持たない人が施工したり、見積書と違う高額な料金を請求したりする業者もあるため、十分注意してください。特に、飛び込み営業で強引に契約を迫るような業者は利用しないようにしましょう。
まとめ
給湯器の燃焼ランプの点滅について解説しましたが、給湯器にはさまざまなトラブルが起こることがあります。定期的なメンテナンスや不具合が起きたときの迅速な対応が大切です。
また、給湯器の選び方や交換時期なども考えておくことが必要です。ぜひ、他の記事もチェックして、給湯器に関する知識を深めてみてください。