給湯器をつけっぱなしにすると損する! 料金・寿命・安全性を解説!
「給湯器をつけっぱなしにすると、光熱費はどうなるのだろう」「つけっぱなしにすると寿命や安全性に影響があるのか知りたい」とお考えではありませんか。特に、大家族などで給湯器の使用頻度が高いと、つけっぱなしにしてしまいがちです。しかし、光熱費や給湯器の寿命・安全性に影響が出ると困りますよね。
そこで今回は、給湯器をつけっぱなしにした場合について詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、給湯器をつけっぱなしにした場合の料金や寿命などがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.給湯器のしくみと料金
最初に、給湯器のしくみや料金について見ていきましょう。
1-1.瞬間湯わかし式と貯湯式がある
ガス給湯器は、配管を水が通過するときにガスを燃焼する熱で温めてお湯を作ります。ガス給湯器には、瞬間湯わかし式と貯湯式に大きく分けることが可能です。
- 瞬間湯わかし式:使いたい時に都度お湯をわかす・主にキッチンで利用
- 貯湯式:お湯を大量にわかしておき、必要なときに使う・主に浴室で利用
1-2.ガス代と電気代がかかる
ガス給湯器を使用すると、ガス代と電気代がかかります。ガスで湯わかしをするほかに、電気を使って給湯器の管理をしているからです。通常、ガス給湯器では湯わかしをしないときは、種火が消えます。そのため、ガス代がかからずに済むのです。しかし、電気代は給湯器の電源をオフにしない限りかかります。
2.給湯器をつけっぱなしにするとどうなる?
給湯器をつけっぱなしにすると、ガス代・電気代・寿命や安全性にどんな影響があるか解説します。
2-1.うっかりガスを使う可能性がある
給湯器をつけっぱなしにすると、うっかりガスを使ってしまうことがあります。たとえば、以下のようなときです。
- レバーをお湯が出る側にしたままの状態で少量の水を出した
実際にお湯が出ていなくても、上記のような場合ではすでにガスを少量使っています。給湯器をオフにしたり、レバーを水が出る側にしたりしておけば問題ありません。
2-2.つけっぱなしにすると待機電力がかかる
ガス給湯器をつけっぱなしにすると、待機電力がかかります。1日単位では微々たる金額でも、1年では1,000~2,000円程度になることもあるのです。余計な電力を使わず、電気代を節約するためにも、つけっぱなしはやめましょう。たとえば、操作パネルをオフにするだけでも年間数百円の節約になります。
2-3.寿命や安全性の面でも有利
給湯器の寿命は、使用頻度に比例します。従って、使わないときは電源をオフにするほうがいいのです。また、電源をオフにしていれば、誤作動や思わぬ事故を防ぐことができます。給湯器を長く安全に使うためにも、都度消しがおすすめです。使い終えたら電源をオフにする習慣がついていれば、就寝時や留守の際にも安心できます。
3.給湯器は都度消しがおすすめ
給湯器は、使い終わる都度消すことをおすすめします。
3-1.つけっぱなしより都度消しがお得
給湯器は、使ったら消す「都度消し」がお得でおすすめです。できれば、給湯器の電源もオフにしておくといいでしょう。理由は、想定外の湯わかしを防ぐためです。給湯器の設定によっては、湯量が減ったりお湯の温度が下がったりしたときに自動でお湯をわかしたり足したりすることがあり、ガス代が無駄になります。面倒でも、使う都度電源のオン・オフをするといいでしょう。
3-2.冬場は給湯器のコンセントは抜かないほうがいい
電気代を節約するためであっても、給湯器のコンセントは抜かないようにしましょう。特に、冬場は気温の低下による給湯器の凍結が心配です。給湯器のコンセントを抜いてしまうと、給湯器の凍結防止機能が働かなくなり、凍結のリスクが高まります。
4.給湯器のつけっぱなしに関するよくある質問
最後に、給湯器のつけっぱなしに関する質問に回答します。それぞれ確認してください。
Q.年間数百円程度の電気代を気にしなければいいのでは?
A.確かに、金額だけ見れば少額の節約にすぎないでしょう。しかし、不要な電力・ガスの消費を抑えることは大切なことです。環境にもやさしく、給湯器の寿命も延びるので長い目で見れば大きなメリットと言えます。
Q.種火をつけっぱなしにすると火事以外にどんなリスクがある?
A.不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクがあります。何らかのタイミングで湯わかしが始まり、途中で火が消えてしまう可能性を考えると、種火を消しておく必要があるでしょう。
Q.給湯器の電源が勝手に落ちるのは故障?
A.故障の可能性があります。つけっぱなしにしておいたはずなのに、電源が勝手に落ちるのはよくある症状のひとつです。早めに業者に連絡し、点検してもらいましょう。
Q.10年以上使っている給湯器でも都度消しにすれば節約になる?
A.つけっぱなしよりは節約になります。ただし、古い給湯器は電気代やガス代が無駄にかかるものも多くあるでしょう。そろそろ、給湯器の交換を考えてみてください。最新機種に交換することで、光熱費がグンと安くなることがあります。
Q.給湯器の修理や交換はどんな業者に依頼すればいい?
A.以下を参考にしてください。
- 給湯器の修理・交換で豊富な実績がある
- 現場視察・見積もりは無料
- リーズナブルな価格設定
- 希望の日時に対応してもらえる
- スタッフの応対が丁寧
- 顧客からの評判がいい
- トラブル対応力が高い
- 保証やアフターフォローが充実している
まとめ
今回は、給湯器のつけっぱなしについて詳しく解説しました。給湯器をつけっぱなしにすると、電気代やガス代が無駄になるだけでなく、寿命や安全性でもデメリットがあります。給湯器は、使い終えた都度消すといいでしょう。なお、電気代やガス代の節約・安全性の向上などを考えるのなら、最新式の給湯器への交換をおすすめします。特に、10年以上使っていたり給湯器に不具合が出たりしているのなら、検討してみてください。